鈴木研究室
東京大学
環境発電(Energy Harvesting)とは、環境の中に薄く広く存在するエネルギーから微小電力を取り出す技術であり、IoT・ウエアラブルデバイスを電池レスで動作させるための電源などとして、大きな期待が寄せられている。
エネルギー密度の高い可搬型エネルギー源への応用が期待されるマイクロ燃焼器では、燃焼器壁面での熱的・化学的消炎効果を無視できず、安定燃焼の維持が課題である。
化学燃料のエネルギー密度がリチウムイオン2次電池よりも非常に大きいことから、燃料を用いて機器の内部で発電することにより,連続稼働時間を2倍程度に延ばせる可能性がある.現在,ドローン,自立ロボットなどへの応用を目指して、燃焼熱を用いた小型高密度の発電システムの開発に取り組んでいる。
近年の微細加工技術の急速な進展に伴い、化学工学やバイオエンジニアリングなど様々な研究分野において、生化学分析のための小型デバイス (micro-TAS (micro-total-analysis-system) あるいは、Lab-on-a-chip と呼ばれる)の開発が主要な研究課題の一つとなっている。
本研究では、マイクロスケールの熱流動の最適設計・最適制御手法を開発し、MEMS技術を用いたプロトタイプデバイスにおいて、その有効性を実証することを目指している。
熱流体研究室(鈴木研究室)にようこそ.我々は,東京大学大学院工学系研究科機械工学専攻に所属しています.
エネルギー,熱流体分野とMEMS(マイクロマシン)技術の境界領域で,全く新しいデバイス開発やそのための基礎研究を行っています.詳しくは研究紹介のページをご覧下さい.